1. ステッカーを自作する
パソコンとインクジェットプリンタを使って、自宅でステッカーを作る方法を紹介します。
いろいろとコツはありますが、少ない枚数であれば、誰でも簡単に作ることができます。
スノーボード/スノボに使うステッカーに必要な条件などは、
「ステッカーチューン」のページをご覧ください。
画像データの作成
まず、ステッカーにする画像データを作成します。
画像データは、できるだけ大きく作ります。
よくわからない人は、とにかく画面いっぱいになるようにしてください。
画像データが小さいと、きれいに印刷できない場合があります。
Windows には、「ペイント」というお絵描きソフトが付属しているので、 これで画像データを作ることができます。 「ペイント」以外にも Photoshop や GIMP などのソフトを利用してもいいでしょう。 ちなみに、今回使った画像データは、「ペイント」だけで作っています。
画像データができたら、画像の四隅に図のような「ガイド」を描きます。 これは、切り出すときの目印になるものなので、何色でもかまいません。 ここでは、背景が黒なので、切り残しても目立たないように、グレーで描いています。
今回は、A4縦に2列で作りたかったので、ガイドを付けたデータを横にコピーしました。
このとき、上下左右の位置が合っていると、切断が楽になります。
いらない余白を無くし、白い背景をすべて黒で塗りつぶしてから、このデータを保存します。
このまま画像処理ソフトで印刷してもいいのですが、ここでは、ワードを使って印刷します。
ワードを使うと、勝手にA4サイズに調整してくれるので、
画像サイズや印刷設定で調整する手間が省けます。
正確なサイズのステッカーを作りたい場合は、画像処理ソフトでサイズ指定して印刷した方がいいのですが、
スノーボードに貼るのであれば、適当なサイズでも問題ないので、作業が簡単な方法としました。
まず、ワードのページ設定で余白を少なくしておきます。 余白が多いと、無駄になる部分が多くなってしまいます。
保存したデータを、ワードで読み込みます。
これを繰り返すことで、A4縦にいっぱいの画像データを作ることができます。
ワードファイルとして保存したら、画像データは完成です。
このワードファイルを印刷すれば、いつでも同じように印刷できます。
ここまで作業が一番時間がかかります。
[ファイルのダウンロード]
道具の準備
ステッカーを自作するためには、パソコンとインクジェットプリンタ以外に、
カッター、定規、下敷きなどが必要になります。
カッターと定規は、100円ショップで買ってきたものですが、
下敷きだけは専用のものを使っています。
安いものだとすぐにボロボロになり、使いにくいです。
他に、ステッカー作成用のラベルシートが必要です。
このシートは、今までいろいろ試した中で、スノーボードに使っても問題なく使えたものです。
ただ、あまり店頭に置いているお店が無いので、最近は通販で買っています。
※このラベルシートでは、背景が透明なステッカーは作れません。
印刷
印刷を開始する前に、プリンタの設定を変更します。
設定内容は使っているプリンタにより変わりますが、用紙の種類を指定し、
印刷品質を一番きれいに印刷できる設定にします。
印刷する用紙には「向き」があるので、間違えないようにセットします。
わからない時は、1度、普通紙に印刷してみると確認できます。
セットできたら、印刷を開始します。
印刷直後は、インクが乾いていない場合もあるので、少しの間放置します。
印刷が終わったら、表面シートを貼り付けます。
この作業は一発勝負です! やり直しはできません。
失敗したらもう一枚印刷することになります。
定規などを押し当てながら、空気が入らないように、少しずつ貼り付けていきます。
切断
刃を折ることのできるカッターであれば、刃を折っておきましょう。
古い刃のまま使うと、ステッカーの切断面がガタガタになります。
目安としては、「A4のシート1枚を切り終わったら刃を折る」くらいの頻度です。
印刷したガイドにそって切断します。
きれいに切り取るコツは、ステッカーになる部分に定規を乗せて、
ステッカーにならない部分を切り取るようにすることです。
切るたびに用紙を回転させなければならないので面倒なのですが、
この方法だと、多少失敗しても切り直すことができます。
すべて切り終わったら完成です。
画像データの作成には時間がかかりますが、
印刷から完成までは、慣れていれば1時間かかりません。
ゆっくりやっても2時間あれば終わると思います。
後は、スノーボードのどこに貼るか、悩んでください。