2. スノーボードのマナー

スキー場は、不特定多数の人が集まり、スキーやスノーボード/スノボを楽しむための場所です。 さまざまな人が集まる場所では、他人に迷惑をかけないということが大前提です。 それは、安全に滑るということにもつながってきます。 みんなが楽しく安全に滑れるように、最低限のマナーは覚えておきましょう。

ボードは人の邪魔にならない場所で装着する
スノーボード/スノボは、リフトから降りるとボードを装着しなければなりません。 必ず、指定された場所か、端の方まで移動してからボードを装着しましょう。 リフトの降り口などで立ち止まっていると、リフトから降りてくる人の邪魔になります。

コース上に座り込まない
スキーやスノーボード/スノボの滑るコースの真ん中で立ち止まっていることは、非常に危険です。 特に、吹雪いていて視界が悪い時は、突っ込まれる可能性があります。 また、狭いところや、上から見通しのきかない場所も危険です。 休む時や仲間を待っている時などは、コースの端へ移動しましょう。

周囲にも気を配る
滑り出す時は、後方から人が来ないのを確認し、余裕をもって滑り出すようにしましょう。 また、追い越す時や合流地点などでも周囲に注意して滑りましょう。

状況に合わせて滑る
混雑している時や前方に人がいる時は、自分の制御できるスピードで滑りましょう。
また、どうしても滑れないコースに入ってしまった時は、板を外して歩いて降りるか、 下りのリフトで降りてしまいましょう。
コースをふさいでしまうと大渋滞になり、他の人が怪我をする原因にもなります。

コースを荒らさない
板を外して歩く場合は、コースの端を利用しましょう。 コース内につぼ足(ブーツの足跡)を付けると、滑ってきた人が転倒する原因にもなります。 また、勝手にジャンプ台などを作らないようにしましょう。 特に、そこまでスキルのない初心者が、たまたまそのジャンプ台に入ってしまったら、 転倒する確率が高く、非常に危険です。

リーシュコード(板の流れ止め)を付ける
リーシュコードは、板が何らかの理由で外れてしまった場合に、 板だけが滑り落ちていくことを防ぐためのものです。 滑り落ちた板が人にぶつかると大けがをします。

滑走禁止区域には入らない
雪が積もると、元々の地形はわからなくなります。 穴があったり、小さな沢になっているような場所は、雪で隠れてしまいます。 スタッフが雪の無い時期からチェックして、危険な場所や入ったら戻ってこれないような 場所を滑走禁止区域としているので、絶対に入らないようにしましょう。

ゲレンデにゴミを捨てない?
タバコの吸い殻やガムなどの、元々「ゴミ」という認識のあるものであれば、 当然、気を付けると思いますが、意識しなければならないものもあります。
例えば、よく見かけるのが「携帯電話」。 重量があるので、新雪の上に落とすと埋まってしまい、春まで出てきません。 たぶん、ポケットに入れていて、転倒した時に落ちてしまったのでしょうが、 山に住んでいる野生の動物達からすると、ただのゴミです。 しかもそれは、タバコの吸い殻やガム以上に、有害物質のかたまりなのです。
ゲレンデに不要なものは持ち込まないようにしましょう。



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